ヒーロー映画『アヴェンジャーズ』のスピンオフTVドラマシリーズの Agents of S.H.I.E.L.D. を見ました。アヴェンジャーズにも出てきた支援組織 S.H.I.E.L.D. の人々の活躍を描いたシリーズ(の予定)。つい先日、第1話が放映されたところで、さっそく amazon にも来てたので見た次第。
アヴェンジャーズの映画シリーズでは小物っぽい感じでちらほら出てくるエージェントコールソンをリーダーに、スーパーヒーローの能力を持たないエージェントたちがさまざまな超常的な事件に対処するというドラマ(になる予定)。
いや、良かったですよ。第1話だけで結論を出すのは気が早いけれど、各キャラを紹介し、作品世界を紹介し、超常能力にもとづく事件が起きて解決し、敵っぽいヤツもちらりと登場させ、というひと通りのことを45分かそこらでやって見せる手際の良さ。それでいてストーリーも悪くない。
先も楽しみです。
あと面白いなぁと思ったのは、この話は当然『アヴェンジャーズ』のストーリーは全部あるというのが前提になってるってことですかね。冒頭の次のセリフはいい感じで微苦笑。
A little while ago, most people went to bed thinking that the craziest thing in the world was a billionaire in a flying metal suit. Then aliens invaded New York and were beaten back by, among others, a giant green monster, a costumed hero from the '40s, and a god.などなど。
が、いっぽうで……いっぽうで、やっぱりどうも思うところもある。スノーデン事件以降、やっぱりこういう「国家の運営する諜報機関」というものを見る目というものが、少し変わってしまったことを自覚する。S.H.I.E.L.D.ってモロにアメリカの秘密機関だしね。S.H.I.E.L.D.のHはhomeland(国土)のhなのだ(少なくとも本作ではね)。
フィクションのほうは何も変わりない。見る側の意識が、すこし変わったのかも。ただまぁ、ドラマはそういう難しい問題には立ち入らず、楽しく見られる娯楽作品となると思うので、そういうふうに期待します。