今朝方、Google+でテクニカルライターのMike Elganが紹介していたコミックが凄そうだったのでうっかりKindleで買ってしまった。その名も『キャプテン・チャイナ』!!
amazon.comでKindle版が$2ぐらい。もっとも、この第1巻はエピソード1つ分で、20ページぐらいです。英語版と中国語版がバンドルされてて全体で40ページぐらい。
せっかくなので軽く中身を紹介しておきます。
……かつて、1950年代末、毛沢東は大躍進政策中にスーパーソルジャー計画を立案。数千人を越える兵士たちの候補から最終的に五人のエリートが選抜され、そのうちのとくに優秀な一人が中国の最初のスーパーヒーローに選ばれます。人民解放軍に由来するリベレーター(解放者)というコードネームを与えられ、当時の中国で大々的に宣伝が行われました(あ、解放者、というのは中国語版の名前)。ですが、当時の技術的な限界から、超人改造には無理があり、選抜者は全て死亡。大躍進政策自体も失敗に終わったことにより、この超人兵士計画は頓挫してしまいました。
それから50年。実は五人の候補のうちのひとり、リベレーターは死んでおらず、50年間冷凍冬眠していました。それを現代の技術によって蘇らせたのがキャプテン・チャイナ(中国隊長)、というわけです(なんでコードネームが変わったのかはよくわからないw)
さて、国際的な記者発表会でキャプテン・チャイナのお披露目をしたのですが、記者の財布を盗む、というお誂え向きのアクシデントが! 即座にキャプテン・チャイナは専用の武器、レボリューション・キャノン(革命砲)取り出し、泥棒を撃ち殺しちゃいました。
おかげでボスはカンカンです。泥棒の一幕はもちろんヤラセだったのでした。「パンチでも浴びせとけばいいんだ!」「ヤラセだと知らされていなかったので……」どうも部下(↑の後ろで立ってる金髪)が「その方が臨場感が出るから」と気を利かせて教えなかったのでした。「まあ、本物の犯罪者を使ったのは不幸中の幸いだったが……」そんなことでいいのか。おかげで革命砲には普段は弾を込めないこと、という縛りがつけられました。
さてそんな折、どこかで見たことのある黒人のアメリカ大統領が訪中することになりまして、キャプテン・チャイナ一行になぜか「アメリカ大統領が襲われる、守れるのはキャプテン・チャイナだけだ」という謎のタレコミがありました。どう考えてもその情報は怪しいし警備はしっかりしているから、というボスの至極もっともな意見に耳を傾けず、制止するボスの目をかいくぐってその場に行ってみると、飛行機を降りた大統領と中国の主席が握手をして挨拶をしているところを、小型の飛行ユニットで空をとぶヴィラン、ブラッディクロス(血十字)が襲撃している真っ最中でした。
キャプテン・チャイナもさっそく戦闘に参加し、ほかの警備員のもっていた銃でなんとか応戦するもののいかんせん性能不足は否めません。「主席! この拳銃では非力です。レボリューション・キャノンの使用許可を!」「許可する!」といったわけでレボリューション・キャノンを使ってみごとにブラッディ・クロスを撃退。すんでのところで取り逃がしたものの、大統領の命は救われたのでした。めでたしめでたし。
とまあそんな感じ。
ほかにも、「コードネームはキャプテン・チャイナ(英語でcaptainは大尉のこと)だけど自分は軍では少佐だった」とか、どう拾っていいのかわからない小ネタがあったりして、マジなのかネタなのか判断に苦しんでいます。どうなんだろうこれ。
とはいえまだ最初のエピソードが終わったばかり。ブラッディクロスが何故かキャプテン・チャイナの本名を知っているという衝撃(まあいちおう……)の展開や、謎のタレコミをしたのが誰だったのかなど、伏線はいろいろある気がします。
ぼくはたぶん続刊は買わないと思いますけど。
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せっかくなので軽く中身を紹介しておきます。
……かつて、1950年代末、毛沢東は大躍進政策中にスーパーソルジャー計画を立案。数千人を越える兵士たちの候補から最終的に五人のエリートが選抜され、そのうちのとくに優秀な一人が中国の最初のスーパーヒーローに選ばれます。人民解放軍に由来するリベレーター(解放者)というコードネームを与えられ、当時の中国で大々的に宣伝が行われました(あ、解放者、というのは中国語版の名前)。ですが、当時の技術的な限界から、超人改造には無理があり、選抜者は全て死亡。大躍進政策自体も失敗に終わったことにより、この超人兵士計画は頓挫してしまいました。
それから50年。実は五人の候補のうちのひとり、リベレーターは死んでおらず、50年間冷凍冬眠していました。それを現代の技術によって蘇らせたのがキャプテン・チャイナ(中国隊長)、というわけです(なんでコードネームが変わったのかはよくわからないw)
さて、国際的な記者発表会でキャプテン・チャイナのお披露目をしたのですが、記者の財布を盗む、というお誂え向きのアクシデントが! 即座にキャプテン・チャイナは専用の武器、レボリューション・キャノン(革命砲)取り出し、泥棒を撃ち殺しちゃいました。
「犯罪はこの偉大な国では許されない!」 |
さてそんな折、どこかで見たことのある黒人のアメリカ大統領が訪中することになりまして、キャプテン・チャイナ一行になぜか「アメリカ大統領が襲われる、守れるのはキャプテン・チャイナだけだ」という謎のタレコミがありました。どう考えてもその情報は怪しいし警備はしっかりしているから、というボスの至極もっともな意見に耳を傾けず、制止するボスの目をかいくぐってその場に行ってみると、飛行機を降りた大統領と中国の主席が握手をして挨拶をしているところを、小型の飛行ユニットで空をとぶヴィラン、ブラッディクロス(血十字)が襲撃している真っ最中でした。
ブラッディ・クロスさん |
とまあそんな感じ。
ほかにも、「コードネームはキャプテン・チャイナ(英語でcaptainは大尉のこと)だけど自分は軍では少佐だった」とか、どう拾っていいのかわからない小ネタがあったりして、マジなのかネタなのか判断に苦しんでいます。どうなんだろうこれ。
とはいえまだ最初のエピソードが終わったばかり。ブラッディクロスが何故かキャプテン・チャイナの本名を知っているという衝撃(まあいちおう……)の展開や、謎のタレコミをしたのが誰だったのかなど、伏線はいろいろある気がします。
ぼくはたぶん続刊は買わないと思いますけど。