さいきん引っ越したのだが、引越し先から歩いて15分ほどのところにライトレールの駅があることに気づいた。
アメリカは車社会だとよく言われる。サンフランシスコなどの都市部ではそうでもないのだと思うが、シリコンバレーは概して田舎なので、やっぱり車は必須だ。車なしで生活するのは、ほんとうに来たばかりの人か、何かの企画でチャレンジしている人かだろう。
公共交通機関もバスと路面電車があるにはあるんだけど、まあなんかしょぼいというのもあり、こちらに移住して2年間、あるいはそれ以前の出張も含めて、一度も乗ったことがない(カルトレインはあるけれど)。東京オフィスで働いていたころに近くのチームにいたこの辺の生まれの同僚は、二十数年生きてきて、いちどもシリコンバレー・ベイエリア近辺のバスに乗ったことがないらしいと聞いた。
が、駅があるなら使ってみても良いかもしれない。サンノゼのダウンタウンに行くのはそれなりに便利なのかも?
ここで軽くシリコンバレーの公共交通機関を説明しておこう。
サンフランシスコ市と、シリコンバレーの中心地とも言えるサンノゼ市のあいだは約60kmほど離れている。この距離は東京駅とつくば駅の距離に近い。サンフランシスコからサンノゼを経由してもう少し南まで行くのがカルトレインという大仰な列車で、サンフランシスコとサンノゼのあいだでだいたい1時間半ぐらいかかるかな……。本数は少ないし遅いしうるさいしで評判はよろしくない(なのでイーロン・マスクが改善案とかを出してみたりするわけだ)。が、いずれにせよこれは長距離用列車である。TXみたいなものですね。
それから、サンフランシスコ市内とベイブリッジを挟んだ対岸であるイーストベイまで伸びるのがBARTという路線。これはぼくも乗ったことがある。サンフランシスコ国際空港から乗れる電車はこれしかない。これに乗ってカルトレインのMillbrae駅とかに行く、というのが出張者の定番だ。
で、シリコンバレーの位置する、いわゆるサウスベイあたりの公共交通を担うのがVTAというやつで、VTAはバスと路面電車の両方を運行させている(BARTをイーストベイからさらに南まで到達させる計画も進行しているが、これはまだあと数年はかかる見通し)。この路面電車のことをライトレールと呼んでいる(ってライトレールって一般名詞だったんですね知らなかった)。
VTAライトレールには2つしか路線がなく、一方がマウンテンビュー駅から北にぐるっと回ってサンノゼダウンタウンを通り過ぎ、また西に戻ってキャンベル市のほうまでいくルート、もうひとつがアラムロック(サンノゼ東部)から北にぐるっとまわって同じくサンノゼダウンタウンを抜け、南西のほうに行くルート。
この2つの路線はサンノゼの北の方で合流し、そのままダウンタウンのあたりまでは同じ駅を使う。
乗車賃は固定で1回$2。駅に券売機があるのと、サンフランシスコなどで使われるクリッパーカードでも乗車できる。もっとも、今回乗った時は検札がなかった。
ぼくの乗車駅からサンノゼダウンタウンまでは、だいたい20-30分程度の乗車時間のようだった。バスみたいに降車するときは知らせないといけない(なんか接触感知式のスリットのような部分をさわる)。駅に人影がなく降車客もいない場合はそのまま停止せずに通りすぎている。ダウンタウンなど人通りが多く、ホームの席でのんびり休憩している人なども多い駅では、ちゃんとホームで立って待ってないと止まってくれないようだった。
乗った感想じたいはとくになし。地元民のつかうふつうの電車だ。しいていうなら、車内の案内表記が英語とスペイン語にくわえてベトナム語(たぶん)と中国語があるのがシリコンバレー風かなぁ……。その写真もとっておけばよかったか?
ちなみにサンノゼ市はとうとう人口が100万人をこえたようで、実はサンフランシスコよりも人口が多い(ウィキペディアによるとサンフランシスコは80万人ほど)。ダウンタウンも案外それっぽくなっており、それでいて治安も(そんなには)悪くない。まあ人口の大半はハイテク産業と思われるのでサンフランシスコほど文化的に成熟しておらず、べつにかっこいい街ではないのは確かだが(人口の大半は郊外の住宅地と思われる)、ダウンタウンのあたりはそんなにダメな感じでもないと個人的には思う。
ちなみに、シリコンバレーのあたりのモールやダウンタウンにある駐車場はだいたい無料で車を停められるが、サンフランシスコ市内やサンノゼダウンタウン近辺は有料駐車場ばかり。といった事情を考えると、電車で往復$4なら悪くない気もする。ま、そんなに行く用事もないわけだけど……。
そんなわけで今回も「とりあえずライトレールに乗ってみる」というのが目的だったので、ついたはいいがやることはなく、とりあえず b2 coffee でコーヒーを飲んで帰ってきた。サンタクララにあるBellanoというカフェの支店で、なかなかオススメ。豆はsightglassのを使っている。あとほかにもPhilz Coffeeもダウンタウンにありますね。
アメリカは車社会だとよく言われる。サンフランシスコなどの都市部ではそうでもないのだと思うが、シリコンバレーは概して田舎なので、やっぱり車は必須だ。車なしで生活するのは、ほんとうに来たばかりの人か、何かの企画でチャレンジしている人かだろう。
とある週末の昼、家のちかくの道。速度制限は45mphなので車は時速70kmぐらいで走っている |
が、駅があるなら使ってみても良いかもしれない。サンノゼのダウンタウンに行くのはそれなりに便利なのかも?
ここで軽くシリコンバレーの公共交通機関を説明しておこう。
サンフランシスコ市と、シリコンバレーの中心地とも言えるサンノゼ市のあいだは約60kmほど離れている。この距離は東京駅とつくば駅の距離に近い。サンフランシスコからサンノゼを経由してもう少し南まで行くのがカルトレインという大仰な列車で、サンフランシスコとサンノゼのあいだでだいたい1時間半ぐらいかかるかな……。本数は少ないし遅いしうるさいしで評判はよろしくない(なのでイーロン・マスクが改善案とかを出してみたりするわけだ)。が、いずれにせよこれは長距離用列車である。TXみたいなものですね。
それから、サンフランシスコ市内とベイブリッジを挟んだ対岸であるイーストベイまで伸びるのがBARTという路線。これはぼくも乗ったことがある。サンフランシスコ国際空港から乗れる電車はこれしかない。これに乗ってカルトレインのMillbrae駅とかに行く、というのが出張者の定番だ。
で、シリコンバレーの位置する、いわゆるサウスベイあたりの公共交通を担うのがVTAというやつで、VTAはバスと路面電車の両方を運行させている(BARTをイーストベイからさらに南まで到達させる計画も進行しているが、これはまだあと数年はかかる見通し)。この路面電車のことをライトレールと呼んでいる(ってライトレールって一般名詞だったんですね知らなかった)。
VTAライトレールには2つしか路線がなく、一方がマウンテンビュー駅から北にぐるっと回ってサンノゼダウンタウンを通り過ぎ、また西に戻ってキャンベル市のほうまでいくルート、もうひとつがアラムロック(サンノゼ東部)から北にぐるっとまわって同じくサンノゼダウンタウンを抜け、南西のほうに行くルート。
この2つの路線はサンノゼの北の方で合流し、そのままダウンタウンのあたりまでは同じ駅を使う。
ライトレール。まあこういう感じの路面電車。3両編成ぐらい |
ぼくの乗車駅からサンノゼダウンタウンまでは、だいたい20-30分程度の乗車時間のようだった。バスみたいに降車するときは知らせないといけない(なんか接触感知式のスリットのような部分をさわる)。駅に人影がなく降車客もいない場合はそのまま停止せずに通りすぎている。ダウンタウンなど人通りが多く、ホームの席でのんびり休憩している人なども多い駅では、ちゃんとホームで立って待ってないと止まってくれないようだった。
乗った感想じたいはとくになし。地元民のつかうふつうの電車だ。しいていうなら、車内の案内表記が英語とスペイン語にくわえてベトナム語(たぶん)と中国語があるのがシリコンバレー風かなぁ……。その写真もとっておけばよかったか?
ちなみにサンノゼ市はとうとう人口が100万人をこえたようで、実はサンフランシスコよりも人口が多い(ウィキペディアによるとサンフランシスコは80万人ほど)。ダウンタウンも案外それっぽくなっており、それでいて治安も(そんなには)悪くない。まあ人口の大半はハイテク産業と思われるのでサンフランシスコほど文化的に成熟しておらず、べつにかっこいい街ではないのは確かだが(人口の大半は郊外の住宅地と思われる)、ダウンタウンのあたりはそんなにダメな感じでもないと個人的には思う。
ちなみに、シリコンバレーのあたりのモールやダウンタウンにある駐車場はだいたい無料で車を停められるが、サンフランシスコ市内やサンノゼダウンタウン近辺は有料駐車場ばかり。といった事情を考えると、電車で往復$4なら悪くない気もする。ま、そんなに行く用事もないわけだけど……。
b2 coffee |
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