2013-09-10

2006年のウェブとこれまでの7年

2020年東京オリンピックということで、これから7年後のことについ思いを馳せるのは人間の性みたいなものだし未来について思うのもいいことだと思う。

が、そういうことはいろんな人がちゃんとした見解を述べてくれると思うので脇に置くとして、この7年間のウェブはどう変わったんだろう? ということがふと気になった。今から7年前、2006年のウェブとはどんなものであったか?

振り返ってみよう。

まずはオリンピックを視聴するという観点から動画サイトってどうだったっけ、というのを考えてみると、YouTubeの設立は2005年だから、もう存在していた。でも雰囲気はだいぶ違っていたように記憶している。2006年ころにはアニメやテレビ番組の動画がアップロードされまくっていた時期かな。当時、こういう動画共有サイトに公式動画を上げるという考え方はなかったと思われる。著作権クレームもなかったし、パートナープログラムのようなものもなかった。Googleに買収されたのが2006年9月。

ニコニコ動画は会社設立は2006年12月のようだが、YouTubeの上にオーバレイするサービスがはじまったのは2007年とのこと。つまり当時はニコ動はなかったわけだ。ほかの動画共有サイトはだいたいもっと新しい気がする。Vimeoなど2011年発だから後発もいいところ。

じゃあネットで番組とか見られなかったのか? もちろん見られた。当時は GyaO! みたいなサービスがあった。

ソーシャル面では、当時の日本はミクシィ全盛時代。イー・マーキュリーが株式会社ミクシィに社名変更したのが2006年。twitterの設立は2006年9月だったようだが、2006-2007年ころはまともに日本語は使えず、日本人ユーザもいたが、日本語で投稿するための方法を模索していたぐらい。

facebookが「学生専用」というのを外してだれでも使えるようになったのも2006年9月のことのようだ。ニュースフィードが登場したのも2006年9月で、それ以前は「友達のウォールに書き込む」という文化だった。Googleはorkutを運営していて、インド人とブラジル人に専有されていたのはこのころ。言うまでもなくLINEはない。

はてなブックマークは2005年から存在していた。2ちゃんねるも、もちろんあった。電車男が2004年。2chコピペブログの歴史はしらないけれど、「痛いニュース」の最初の記事は2005年12月3日だったようだ。はてな匿名ダイアリーが2006年9月にサービスイン。この辺の人たちのネット利用形態ってそれからずっと変わってないってことか……?

WindowsはXP全盛時代、Vistaがリリースされたのは11月のことだったが、評判はあまりよくなかった。Mac OSXはTigerの時代。ブラウザとしてはChromeは存在しておらず、普通のユーザはもっぱらIEを使っていたということになるだろう(MacならSafariだったかなぁ。ぼくはFirefoxかCaminoを使っていた気がするが……)。

iPhoneはまだなかった。Androidもなかった。スマートフォンというのは、Blackberryみたいな、細かいフルキーボードのついてる携帯電話のことで、利用者はものすごく少なかった。あぁWindows CEというのもありましたね……。ふつうの人は i-mode とかを使ってケータイ向けサイトを見てた。ケータイ向けサイトといえばケータイ小説が流行ったのもこのころかも。恋空は2006年に書籍化。

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ようするに、この7年間で、ネット利用環境は激変したといって差し支えない。書き連ねればもっとあれこれ栄枯盛衰があると思うけれども、やりすぎるとジジイの繰り言になるので(すでになってるが)これ以上は書かないことにしよう。

さて、7年後のネット利用環境はどうなっているだろう? 人々はオリンピックをどう視聴し、どう共有しているんだろうか? おそらく何もかも変わっているだろうと思う。今では影も形もないようなデバイスを使い、まだ構想されてもいないサービスを使っているはずだ。

そうなることを期待したい。