2013-12-20

本場の浮かれ電飾を鑑賞する

12月25日が近づき、家の外壁に電飾をよそおう「浮かれ電飾」の季節と相成りました。浮かれ電飾というのは大山顕氏の命名による、なんだか浮かれたクリスマス向け電飾のことです。

さてクリスマス電飾といえば、やはり本場はアメリカなんじゃないか。いやクリスマスの本場はさておき、こういう浮かれた電飾を施すとかアメリカっぽいじゃないですか。イメージだけで書いてるけど。ただぼくもアメリカの年末については(出張も含めて)それなりの回数を経験していますが、実はそんなにどこにでもあるようなものではありません。確かに、何軒かに一軒はなかなかの電飾が見られるのですが、街中がすごい浮かれてる、なんてことはありません。まあ、シリコンバレーは移民が多いしね、本場は別なのかもしれない。

と思っていたわけですが……。

どうやら地区によってイロイロらしい、という話のようなのでした。激しい地区は激しいらしい。せっかくなので、こっちの激しい地区にはなにが起きているのか、ちょっと見てみたいなあと思っていたところで友人に誘われたので行ってきました。
これは住宅だったのか?

さて、シリコンバレー近辺といってもいろんな市があるのですが、今日行ったのはサンカルロスというやや中途半端なところにある小さな市の、とある路地。ちなみに、こういう地区に住んでる人には電力代の補助とかも出るとのうわさを聞きました。すごいですねえ。
人間が住めるのかこれは

この路地に近づくにつれて電飾率が高まっていく(ぼくらの期待も高まっていく)わけですが、行ってびっくり、とにかく、どの家も例外なく電飾。しかもかなり激しい。歩いてると「あ、この家は地味だな」とか思ってしまうけれど、よく考えてみると普通に街中にあったら誰でも振り返るレベルの完成度です。いやここも普通の街中のはずなんですが。
これぐらいだと「ちょっと地味ですねー」という気分になってくる

あと驚いたのが、完璧に観光地化しているということ。車はじゃんじゃん通るし(住民ではない証拠に、人が乗ってて、見物できるようにゆっくり進んでる)、人数も物凄い。写真を撮ってる人は少なかったけどいなくもない。
ツリーの規模が本気だ

なかでも一番すごかったのは、超巨大なクリスマスツリー。何メートルあるのかわからん規模。そしてその脇にはちょっとした電飾コテージがあって、なかにサンタさん像がおられ、記念写真スポットになっていた。そして観光客が列をなしていた。えっと、これ住宅なんですよね……?
この電飾の向こうにサンタさんがいて記念写真を撮られまくっていた

ううーん、この辺に住んでる人って、この時期どう過ごしているんだろうか。などと不安になるレベルのにぎわい。だいたいは、窓から見える範囲に人間は見えなかったので、もしや別のところにバケーションにでも行っているのかとすら思ったけど、人影もなくはなかったので、やっぱり住んでるのかなあ。奥の方なら大丈夫なんだろうか。気合入ってるな……。

たまにちゃんとキリスト教っぽい装飾があるのも「本場」っぽいと言えるだろうか。
三賢人とか、そういえばそういう要素もあったなと

そんで改めて日本の「浮かれ電飾」をデイリーポータルZで振り返ると、いやいや日本のもすごいよなと感心しますね。「本場では電飾するもののようだ」という噂だけから作り上げた虚構のクリスマス電飾がかえって異常進化するという日本にありがちな……ごめん適当に書いた。
なぜカエルなのか意味は分からないが、かわいいので良い
さてそんなわけですが、観光客向けに「Bless our block and all of you」というメッセージを投げかけてくるあたり小粋だなぁと思いました。自分は無宗教なんであれですけど。
Happy Holiday!